便秘の原因

便秘の原因としては、便の通り道に問題がある、または、便意の感じ方や腸の動きに問題があるの二つが考えられます。

通り道に問題があるのは、成人では大腸や直腸などの腫瘍や炎症などによる狭窄や、腸が詰まってしまうイレウス(腸重積など)の場合です。
これは病院での治療しかありません。

一方、消化管の作りや形に問題がないものの、腸の動きが弱かったり、極端に強かったり、あるいは便のたまりを感じて排便する反射が起きづらかったりしても便秘は起こります。
また、多くの方が経験している状況は、登校・出勤を急ぐあまり、便意を抑え込んでしまい手洗いに行くタイミングを失うケースです。

一般的に便秘に悩む女性は多く、女性特有の骨格や腹筋や括約筋の強さ、ホルモンの影響などが原因として考えられます。

最近では過度のダイエットでが原因で便秘になる場合も少なくないようです。
食事の量が少ないと腸のぜん動が鈍くなり、便が大腸内を通過する時間が長くなります。
便が大腸内に長くとどまると水分が過度に吸収されて便は硬くなり、さらに排便しづらくなってしまいます。
食事の量と比例して食物繊維の摂取量が減ることも一因でしょう。

加齢によって筋力が衰えたり、食事の量が少なくなったりするため、高齢者にも便秘は多く見られます。

また、腸は平滑筋という筋肉でできているので、肩の筋肉がこるように、腸もこりを起こします。
腸がこると、血行が悪くなり、便を排泄する力が弱くなり、便秘の要因になります。

腸がこった状態(弱った状態)で、便秘に良いとされるビフィズス菌や食物繊維をたくさん摂っても、あまり効果が見られません。
もちろん、食生活の改善は不可欠ですが、同時にお腹をマッサージして腸のこりをほぐすことも大切な便秘解消策なのです。