下痢の原因

下痢の原因である食べ過ぎ、飲み過ぎ、冷たい物の摂りすぎなどによる消化不良で生じた場合は、通常軽い下痢ですし、本人には思い当たる節があるものです。
この場合には下痢止めを使うことが許されます。

一方、感染症の胃腸炎では、しばしばひどい下痢が生じます。
たとえばO-157やノロウイルス感染症などは、激しい下痢が何日も続きます。
このような下痢の場合には、下痢止めを使ってはいけません。
下痢を止めてしまうことで、下痢の原因である細菌やウイルスを腸の中にとどめてしまうからです。
水分を補給しながら必要に応じて薬を使いながら体力の回復を待つしかありません。

そのほかに、腸から吸収されない物質が腸内に残ってしまうことで、便の水分が多くなって下痢を起こすこともあります。
キシリトールやマルトースなど甘味料として使用される糖アルコールの過剰摂取や牛乳に含まれる乳糖を分解できない乳糖不耐症などがそうです。

旅行者下痢症は一般に「水あたり」と呼ばれる旅行時の下痢です。
またストレスや食事など少しの刺激によって起こる過敏性腸症候群も多くみられる下痢の原因です。